青汁って、どんな原料からつくられているの？

Ａ．「青汁の主原料は、ケールや大麦若葉などの緑色野菜です」(´-｀*)

辞書によると、青汁は「生の緑葉野菜のしぼり汁」であると定義されています。

そのため、原料のしばりは緩く、緑葉野菜を使っていれば青汁を名乗れるようですが、やっぱり青汁によく使われている メジャーな原料 というのは存在します。

そんなメジャーな原料というのが、

✔ ケール

✔ 大麦若葉

✔ 明日葉

✔ 桑の葉

の 4 つです（※ひとによって意見は異なる場合があります）。

青汁によく使用される野菜ということで、どれも 栄養は豊富 です (*´ω｀*)

では、それぞれ栄養価にどのような特徴があるのか、比較してみましょう。

	ケール	大麦若葉	明日葉	桑の葉
カルシウム (mg)	220	29	65	26.9
鉄分 (mg)	0.8	4.16	1	4.4
カリウム (mg)	420	320	540	310
カロチン (mg)	2.9	2.53	5.3	0.45
ビタミン B1 (mg)	0.06	0.064	0.1	0.036
ビタミン B2 (mg)	0.15	0.147	0.24	0.139
ビタミン C (mg)	81	140	41	17.7
ビタミン E (mg)	2.4	1.19	2.8	6.59
食物繊維 (mg)	3.7	4.11	5.6	4.5

※ ケール、大麦若葉、明日葉は可食部の新鮮重量 100 g あたりの栄養価　

※ 桑の葉は、乾燥重量 100 g あたりの栄養価を 10 分の 1 にしたものを栄養価（暫定値）として使用

ケール

ケールは、アブラナ科アブラナ属の野菜で、キャベツやブロッコリーの仲間です。別名「葉キャベツ」とも呼ばれます。

青汁の原料となる野菜の中では、特に カルシウム の含有量が高いですね (*´ω｀*)

また、自然な睡眠を導く成分である メラトニン を含んでおり、睡眠促進 や ストレス緩和 などの効果も期待できます。

大麦若葉

大麦若葉は、イネ科オオムギ属の野菜である大麦の若葉部分です。読んで字のごとく、ですね (´-｀*)

大麦若葉は、大麦が穂を実らす前（大体 30 cm 以下の生育段階）に収穫された新鮮な若葉です。

青汁の原料となる野菜の中では、特に ビタミンC の含有量が高いです。美肌に一役かってくれそうですね (`･ω･´)

また、大麦若葉に含まれる SOD 酵素 というのが細胞を活性酸素から守ってくれるらしく、老化・病気予防 への貢献が注目されています。

明日葉

明日葉は、セリ科シシウド属の野菜で、トウキやビャクシといった漢方に重宝される野菜の仲間になります。なんだか漢方って聞くだけで栄養満点な気がしますよね (*´ω｀*)

名前の由来は、「今日、葉を摘んでも、明日には芽を出す」と言われていたからとか。名前からも非常に 生命力の強い野菜 であることがうかがえます。

明日葉は、青汁原料となる野菜の中でも特に栄養価が高く、カリウム、カロチン、ビタミンB1、ビタミンB2、食物繊維 の含有量がトップとなっています。栄養満点ですし、青汁選びに迷ったらとりあえず明日葉を買っとこうかって思うほどに優秀ですね (*´ω｀*)

また、明日葉は カルコン という特有の機能性成分を含みます。カルコンは ポリフェノール の一種で、脂肪燃焼作用 や 血糖値を下げる作用 から メタボリックシンドロームの予防・改善に効果が期待 できる成分として注目を集めています。

桑の葉

桑の葉とは、クワ科クワ属の樹木につく葉っぱです。桑の葉や枝、根の皮、実などは古くから 漢方薬 として重宝されてきました。お蚕さんのエサにも用いられており、栄養たっぷりなのは言うまでもありません (。-`ω-)

桑の葉は、青汁の原料となる野菜の中では、鉄分と ビタミンE が特に豊富に含まれています。ビタミンE は 抗酸化作用 があるため、老化防止 などの効果が期待できますね。

また、桑の葉には DNJ （1-デオキシノジリマイシン）という成分が豊富に含まれることがわかっています。この DNJ は 糖類の分解・吸収を阻害 するため、血糖値の上昇を防ぐ 働きや 整腸効果 が期待できる成分で、ダイエット成分 としても注目されていますね (´-｀*)